CP2305株を保有するカルピス社と徳島大学医学部でストレス制御の研究をする六反一仁(ルビ:ろくたんかずひと)教授との共同研究により、この乳酸菌には腸内環境を整える作用とストレス緩和作用があることが発見されています。
研究では、解剖実習という大きなストレスがかかる医学部学生を対象におこないました。学生を2つのグループに分け、CP2305株発酵乳を4週間食べるグループと、擬似発酵乳を摂取するグループを比較対照したところ、アンケート調査の「不安」と「不眠」の項目で大きな差が見られました。
実際、被験者の唾液を調べてみると、CP2305株を摂取したグループは、ストレスホルモンであるコルチゾールなどの増加が抑制されていました。
また同じアンケートでは、ストレスの影響を受けやすい、いわゆる「お腹の調子」という面でも、「胃の不快感」「腹痛」といった項目で大きな差が見られました。
お腹の調子に大きな影響を与える腸内フローラの環境をみてみると、CP2305株を摂取することで善玉菌が増加傾向にあることがわかります。
これにより、大腸菌などの悪玉菌が減少し、ストレスによる腸内環境の乱れが改善されていることが確認されました。