LB81(2)(1131)

古くからヨーグルト作りに使われてきた乳酸菌

ヨーグルトは、いまからおよそ7000年前から、主に東ヨーロッパ、中央アジア、北アフリカの遊牧民たちの間で食べられてきました。

ヨーグルトの本場といわれるブルガリアもそのひとつで、ここで使われていた伝統的な菌種が、ブルガリア菌と本項で紹介するサーモフィラス菌です。これは、ロシア生まれのノーベル賞生物学者・メチニコフによって1905年に発見されました。

ブルガリア菌2038株とサーモフィラス菌1131株をあわせてLB81といいます。古来ヨーグルト作りに使われてきたこの2つの乳酸菌は非常に相性がよく、組み合わせて使われることが多いのが特徴です。

相性のいい2つの菌

実際にブルガリア菌とサーモフィラス菌を牛乳(★もとは「乳」でしたが、「牛乳」に変えてもOK?)に混合接種すると、まず生育の早いサーモフィラス菌が、牛乳の中のわずかなアミノ酸やペプチドを利用して増殖し、同時にブルガリア菌の生育に必要な蟻酸(ルビ:ぎさん)(蟻や蜂などが他の生物を攻撃するときに使う酸)を作ります。

するとブルガリア菌はこの蟻酸を取り込んで増殖し、同時にサーモフィラス菌の増殖を促進するアミノ酸やペプチドを作ります。

こうやってこの2つの乳酸菌は、お互いの弱点を補いながら増殖し、多量の乳酸を生成していくわけです。

整腸作用と美肌効果

LB81には、次のような効果が判明しています。まず、高い整腸作用。人を対象にした臨床試験では、便秘症状に有意な改善結果が出ました。

次に、肌を整える効果です。LB81を摂取した後に測定器で計測すると、肌の弾力が取り戻され、また乾燥を抑える効果も認められました。